今朝、「『上がる株』がみつかる(その3)」と題して、景気指標である「出荷在庫バランス」と「在庫循環モメンタム」についてお話させていただきました。そして、指標が底打ちのシグナルを鮮明にしていると指摘しました。
それでは、その底打ちのシグナルは本物なのでしょうか?
私は本物だと考えています。理由は鉱工業というマクロの指標を構成する産業別や製品別の指標を積み上げていくと、ある程度見えてくるのです。
まず鉱工業の在庫循環モメンタムを、もう一度お目にかけます。
この鉱工業を構成する製品の中で、注目度の高い集積回路(半導体)を見てみましょう。この図は出荷在庫バランスです。したがって数量ベースであることにご注意ください。
さらに、もう1つ気がかりな乗用車を見てみましょう。これも出荷在庫ばらんすです。意外なことに、在庫調整の進展と出荷の底打ちから、出荷在庫バランスの改善は、集積回路以上に鮮明です。
つまり、鉱工業を構成するさまざまな分野を見ていくと、指標の改善が認められる領域が拡大しているのです。このような場合、マクロの指標の改善が継続する可能性が極めて高くなります。
明日(4月5日)の朝7時にFXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」 http://fxshonan1.cocolog-nifty.com/kawasedangi/ の中で、この点について思うところを述べさせていただきます。是非ご参照願えればと存じます。
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