金融業界再編 銀行、証券 2009年04月25日
新生銀行(8303.T)とあおぞら銀行(8304.T)が経営統合に向けた交渉に入った。統合すると総資産は18兆円を超え、6位の中央三井トラスト・ホールディングス(8309.T)を抜く。有価証券投資で多額の損失が発生。2009年3月期当期損益の見通しは、新生銀が480億円の赤字、あおぞら銀は1960億円の赤字に陥る。新生銀行の筆頭株主は、約33%を保有する米系投資ファンドのJCフラワーズ。あおぞら銀の筆頭株主は、約50%を持つ米系投資ファンドのサーベラス。
米シティグループ(C.N)が傘下の日興コーディアル証券と日興シティ証券の一部売却で、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T)が優先交渉権を獲得した。 法人向けは大和証券SMBC、個人取引はSMBCフレンド証券がある。大和証券とも親密。今後この辺の再編もありそうだ。
ただどちらも、日米の金融監督官庁と協議がいるでしょう。株式のグローバル化が進んで何処の国の企業かわからなくなっている。