海の鹿さんのブログ

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ブログ

チベットとネイティブアメリカン

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近頃、自分を振り返ってみる事が多い。

今が変化の時だからだろうか、それとも何か後悔でもあるのだろうか。
いや、後悔などあるはずが無い。

全部は良い経験だった。

ようやく自分の事を、自分の中で大事な事をブログに書いてみようと思う気になったので一つの話として読んで欲しい。

24歳の時だった。
僕はとある雑貨屋で働いていた。

そこは世界中のお守りや、ビーズ、お香やエスニック物など、面白い商品が沢山あった。
その中でも、僕はタイの寺院で買い付けしてきた小さな仏像のお守りなどが、何故か好きだった。そして仏像の意味を調べたりするうちに、段々と仏教の世界に傾倒していった。
でも天邪鬼な性格なのか、どうせ知るなら元祖を!!という事で取り立ててチベット仏教の世界にはまり込んでいった。
意識はしていなかったのだが、大学も仏教大学に行っていたので(経済学部ですが)素養はどこかしらに会ったのだろう。チベットの子供の笑顔や、青い空が写るポストカードを眺める毎日だった。
文献や本を読み漁り、大学時代の伝手をたどって、チベットに行って仏門に入るにはどうしたらよいのか?と本気でお坊さんになりそうな勢いだった。
その当時付き合っていた彼女とも何度も喧嘩した。

彼女「チベットに行ってお坊さんになるっていってもさ。。。子供とかできて病気や怪我をしたときとか、満足な治療が受けられないような環境だったらどうするの?」

僕「それは今、日本に住んでいるからそういう風に考えるんだよ。ネパールの人なんか最初からそういう環境にいるかもしれないでしょ?それも含めて僕は受け入れる気だよ」

なんてことを言っていた。

そんなある日の事である。

僕はいつもどおりお店に向かい、仕事をしていた。
そこのお店のディスプレイは確かにインパクトが強かった。
なんせショーウインドウの部分には、おなかに新聞紙を詰めて重量感を出した、狼の毛皮がある。で、その狼の上にはメキシコで買って来た木のガイコツ(ユーモラスなヤツね)がまたがっているのである。で、そのガイコツはウォーボンネット(ネイティブ・アメリカンが頭につけているあれですよ)をかぶっていると。

んでもって天井近くのガラスには一面、ステンドグラスシール(ケルト模様とか、曼荼羅とか)が貼り付けてある。入り口周りには、タイで買って来たお経がプリントされた赤い旗がヒラヒラと。。。。

一目見て、何屋かわかる人は余りいなかっただろうw

その時は突然に訪れた。

大きな体をした浅黒い肌付きの人が「スーッ」っとお店に入ってきたのだ、
「いらっしゃいませ〜」っと言ってその人を見た瞬間、不意に全部が止まった。

”日本人ではない。でも僕はこの人を知っている。誰だ?体が高揚する”

一瞬のうちに答えが出た。
その人はネイティブ・アメリカンでオジブワ族のメディスンマン、パット・ヘンドリクソンだった。
僕は以前、テレビでその人を見た事があった。何気なく見ていたが、覚えていたのだ。

彼は、目を細めていろいろなもの視ている。
頭に血が上りながらも僕は話しかけた。たどたどしい英語で。

「あなたはパットさんですよね?私はあなたのことを知っています。テレビで見ました。」

彼は、僕の目を見た。
通常ネイティブアメリカンの中では目上の人の目を見ないで話すのが礼儀だ。
でもそんな事は知らない僕は彼の目を真正面から見た。

全てを見透かされるような眼差しだった。

パット「このお店は好きだな。君は何か勉強しているのか?」
僕  「ありがとうございます。仏教を勉強してます。」
パット「・・・何を知りたい?」
僕  「心の中の事です。真実です。」

沈黙の後、彼は「あしたお土産を持ってくるよ!」と一言。
そして数人の仲間とともに去って行ったのである。


バイトの女の子がお昼休憩から帰って来て僕のおかしさに気がついたようだ。

Yさん「店長!どうかしたんですか?なんかテンションが変なんですが?」
僕  「○!?£пΘ】!!!!!」
Yさん「店長???!!」
僕  「キターーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!(ウソ、半分ホントw)」

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次の日僕は、パットにあげるお土産を何にしようか?と悩みに悩んで走り回った。
選んだのは「メロン」と呼ばれる、チベット密教で「心の状態」を象徴する直径10センチぐらいの丸い形で首から提げる銀色の金属だ。

今か今かと待つ事、お店の終了時間まで。
彼は現れなかった。

次の日も。。。

その次の日も。。。。。。。



というところで、今日はここまで。

パスタつくって腹いっぱい食ってギター弾いて寝ます。

ミタクエ・オヤシン







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