先週金曜日のNYダウ平均株価、ナスダックは続伸しました。シカゴの日経平均先物も9000円弱の水準で終えましたから、今日の日経平均株価は高めに寄りつく可能性があります。しかし、上げ幅は縮小すると見ています。今日は警戒的なスタンスで臨みたいと考えます。
警戒的なスタンスで見る根拠は、米国市場の動きです。GEやグーグルの決算が予想を上回など比較的良いニュースが多かった先週金曜日なのですが、午後3時半ごろまでは40ドル以上高かったNYダウが引けにかけてわずか6ドル弱まで上げ幅を縮めました。決して堅調という感じはしません。
また円が米ドルに対してジワジワと強含んでいることも気がかりです。
今日は午後2時ごろに2月の景気動向指数が出てきますが、改訂値なので影響はないでしょう。それより、3月のコンビニエンスストア売上高のほうが気になります。いずれにしても、重要な指標の発表はありません。
夜になると、11時ごろに米国の3月景気景気動向指数が発表されます。前月比ー0.2%程度がコンセンサスなのですが、だんだんとマイナス幅が縮まる傾向もあり、注目したいところです。バンクオブアメリカやIBMの決算にも大注目です。