アナリストが見つけた「3の法則」

スケアクロウさん
スケアクロウさん
アナリストとして働く中で、アナリスト仲間とある法則に気付きました。

一つの業界には3社が適正な社数ではないかということです。

たとえば、携帯電話はドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社で大半のシェアを持っていますし、長らく大手20行と言われていた銀行もメガバンク3行になりました。

自動車だと、トヨタ、日産、ホンダ。証券だと、野村、大和、日興。

国内だけにとどまりません。最近では、半導体でエルピーダや、ルネサステクノロジとNECエレクトロニクスの統合などグローバルでも集約化しています。

3社というのは絶妙なパワーバランスがあるのでしょう。圧倒的なシェアで高い参入障壁を築く。価格競争も互いを潰しあうほど激しくならず、キャッシュフローはしっかり稼ぐ。というように、経営者も無理をして拡大しようとしないのだと思います。

そう考えると日本の電機業界はまだまだですね。グローバルで稼ぐ企業であることを考えると3社より少なくても良いのかもしれません。

再編が必要な業界でパッと思い付くのが、建設、マンションディベロッパー、外食、コンビニ、オンライン証券、FXなどまだまだ多数あります。
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