米国市場の上昇を映して、99円高で始まった日経平均株価はすぐに198円高まで上げ幅を拡げました。後場に一時的に週末の手じまいの動きが出たのですが、終わってみれば152円高。堅調な展開が持続しました。
鋼材の値引き幅が予想よりも小さかったという理由で、鉄鋼株が大きく上昇したのが目立ちました。
米国市場では、注目のシティ・グループの決算が出てきました。1-3月期は16億ドルの最終黒字になり、市場はびっくりしたようです。事前予想は14億ドルの最終赤字でした。ただし、優先株の会計処理という特殊要因の影響で1株当たりでは18セントの損失になるようです。
シティの発表で、低迷していたシカゴCMEのダウ平均株価が27ドル高とプラスに転じてきました。ナスダックは2.75ポイントの下落ですが、下落幅が大幅に縮小しています。日経平均先物も9030円と9000円を越えてきています。
現在のところ(午後8時半)、米国の株式市場は堅調な動きが期待できそうです。
