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☆今日の相場概況☆
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昨晩のNY市場は、100ドル以上の上昇となりました。
インテルの慎重な業績見通しから、
朝方は売られる展開でしたが、FRBが発表した
ベージュブック(地区連銀経済報告)で景気悪化ベースが鈍化との見方から、買いなおされる展開となり、
上昇して引けました。
これを受けての日本市場ですが、8880円とCME日経平均先物円建から若干上げての寄り付きとなります。
その後しばらく膠着が続きましたが、9:20分ころに、
GLOBEXが急伸したことから、一気に買われ出します。
8900円を超えて、9000円手前では、多少足踏みしますが
10:00前には、9000円を突破します。
高値9050円をつけたあとは、利益確定
売りに押されますが、それでも8990円までと、前引け後に発表される、中国GDPへの期待買いと思われる買いで高値をキープしました。
ところが後場になり状況は一変します。
日本市場のお昼休みに発表された、中国のGDPは、
市場予想を下回ったものとなり、中国市場が冴えない状態になります。
これを受けての後場の日本市場はもちろん、
売り優勢でのスタートになります。
(たとえ、中国GDPが良くても出尽くしとなったような気もしますが、これは内緒にしときましょう)
午前中はプラスだったGLOBEXもお昼休みの間にマイナスに転じています。
こんな状況ですから、もちろん後場寄り付は、8930円と大きくギャップダウン。
その後はほとんど戻すこともなく、だらだらと売られてい
きます。
8900円を割り込み、8800円を割り込み、さすがに8700円は死守しますが、本日安値8720円ともう少しのところまで売り込まれました。
引け際には、多少ショートカバーも入りますが、8800円を回復することは無く、8750円で本日の取引を終えています。
300円以上の大きな値動きとなり、しっかりとした?上髭陰線を形成です。
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★個別銘柄の動向★
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朝方は元気がよかった主力銘柄ですが、後場からは値を崩す展開となり、マイナス引けとなるものが多くなりました。
トヨタ、ホンダ、マツダ、日産の自動車株は軒並みマイナス、電機では、ソニーは変わらず、パナソニックは微プラス、キャノンはマイナスとなっています。
素材系では、鉄鋼の新日鉄はプラス、住金はマイナス、JFE HDはプラスとまちまちですが、
非鉄はさすがに後半は値を消しますが、それでも、大平洋金属、冶金工、住友金属鉱山と大幅プラスで本日の取引を終えています。
大平洋金属はニッケル市況の連日の上昇が好感されています。
朝方から元気が無かったのは、銀行株で、みずほ、三菱UFJ、三井住友のメガバンクから地方銀まで冴えない展開となっています。
その他目だったところでは、昨日に続いて海運株が好調でしたが、後場からは値を消す展開。
商船三井、川崎汽船、太平洋海運がマイナスに沈み、
新和海運、乾汽船、郵船も少しの上昇で引けています。
レナウンが連日の暴騰劇を演じています。
筆頭株主のネオラインとの対抗策として、
取締役の刷新を行うとの報道から大きく買われています。
減収減益見通しながらも、新分野への取り組みは好評価されてダイセキがしっかり。
昨日発表の決算内容が好評価されて、パルがストップ高比例配分。
障害者用の郵便割引制度を悪用したとして販促部長などが逮捕された、ベスト電器が売られています。
高値圏から、前場にさらに買われた反動が一気に出てしまった感じですね。
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♪♪明日以降の考え方♪♪
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昨日とはうって変わって、大騒ぎの一日となりました。
中国GDP云々はあるとしても、やはり9000円は重たいということなのでしょうね。
無駄に上げないで、しかるべきところまで下げてくれれば、文句は無いのですが、まぁそう思っているように行かないのが相場の世界。
引き続き、押し目待ちスタンスですので、
短期の売りを上手く混ぜながら、買い場を待っていきたいところです。
もちろん、今日のように元気な時は、超短期で上を追っていきますよ。