先日日本で初めて破綻したREITのニューシティーに買手がついたとの記事があった。破綻が発表されたときこのREITを少々持っていたのとこれに端を発して他のREITも軒並み下落したのでかなりの損害を被った。
この破綻で不思議に思ったのは債務超過でもなく、資金繰りが悪くなっただけの株が簿価の0.1%などという価格で取引されたことだ。取引先企業が倒産して売掛金の回収が困難になった経験があるが、いくつかのケースでは清算後なにがしかの回収が行われた。ニューシティーの場合資産の多くは不動産でいくら叩き売っても0.1%にまで下がるものではないと思う。私も上場廃止になるものを持っていても面倒なので売ってしまったが、逆に買っても面白かったかなと思っている。記事では買収額がいくらとは書いていないが、一般株主からもTOBで買い取ると書いてあった。いくらなのか興味深い。