10日の日経平均株価は48.05円、約0.5%上昇しました。上昇とはいえ、後場は一時前日を下回り、決して堅調と言えるものではありませんでした。前日のNYダウ平均株価が、銀行株の好業績を背景に金融不安の後退から大きく値を上げたのとは対照的に、日経平均株価は銀行の業績低迷やファイナンスが重石となりました。
ファーストリテイリングの株価が7.6%の大幅下落の一方で、日立製作所は5.4%、ソニーが4.2%と上昇したことに象徴されるように、株式市場は景気底打ちを織り込みつつあります。
したがって、相場の基調は強いと考えますが、すでに大きく上昇してきていることが依然として気がかりです。今日は一時的でしたが、9000円に到達しているため、目標達成感が強まる可能性も高いと考えています。
そこで、月曜日は基本方針として目標達成に伴う調整を狙い、もし9000円をブレークして大きく上昇すれば買いに切り替えるというイメージで臨みたいと思っています。
