ひさっちさんのブログ
ブログ
下水管の特需くる? 都内23区の交換追いつかず
今後東京都内中心に下水道管の交換特需が発生する可能性が出てきましたね。
老朽化して市民生活へ影響を与えかねず、放置するわけにもいかないでしょうから。
とりあえず思いつくところで関連銘柄を。
栗本鐵工所(5602)
日本鋳造(5609)
日本上下水道設計(2325)
日本ヒューム管(5262)
下水管1600キロ耐用超す、東京23区内交換追いつかず
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090407-OYT1T00670.htm?from=main4
東京23区内の地下に敷設されている下水管のうち、国土交通省が定めた標準的な耐用年数の50年を超えながら交換・改修が行われていない管は、約10分の1に当たる約1600キロ・メートルに上っていることがわかった。
都の試算によると、今後10年間で、新たに約2100キロが耐用年数を迎えるという。下水管の老朽化が進んで損傷すると、トイレや風呂が長期間使えなくなるほか、道路陥没を引き起こす危険性もあるが、下水管の老朽化のスピードに交換・改修工事が追いついていないのが実情で、都も頭を悩ませている。
都下水道局によると、23区の下水管の総延長は現在、約1万5700キロ。このうち、1958年以前に敷設され、耐用年数が過ぎた下水管は約1600キロに上る。
一方、今後10年間に耐用年数を迎えることになる、59~68年に敷設された下水管は2075キロ。58年以前に敷設された分も合わせた計約3700キロは、東京―マニラ間以上の距離で、総延長の23%に当たるが、これらすべてを改修するには、1兆4800億円もの巨額の費用が必要という。
都は古い下水管の改修に、年間約690億円を投じている。50年を過ぎた管であっても、適切に改修工事が行われていれば、交換しなくても問題はないため、都では専用の機械を使って、道路を掘り返さずに管を改修するなどしてコストダウンを図っている。
しかし、平均で年間200キロ以上の下水管が耐用年数を迎えるのに対し、交換・改修は平均で年間90キロ分しか進んでいないのが実情。都内では、東京五輪(64年)の前後頃から下水道整備が急速に進み、今後、次々と耐用年数を迎えるため、都下水道局の担当者は「すでに老朽化した分も改修できていないのに、古いのがどんどん増えていく」と悲鳴を上げる。
下水管の交換・改修が遅れると、その上を走る道路に影響が出る恐れもある。
23区内で、下水管の損傷が原因で起きた道路陥没は、軽微な陥没も含め、統計が残っている93~2007年度の15年間に計1万9000件余に上る。毎年約1300件の道路陥没が起きている計算だ。
国交省下水道事業課では「計画的に交換・改修していかないと、市民生活に重大な支障を与える事態になりかねない」と話している。
(2009年4月7日15時29分 読売新聞)
-
関連銘柄:
栗本鐵工所(5602) 日本鋳造(5609) NJS(2325) 日本ヒューム(5262) -
タグ:
いらん箱モノむやみに作る前に、市民生活に直結するインフラ整備に税金をさけというのは納得です。
今後この問題大きくクローズアップされると思います。
ただ大事故が起こってから大騒ぎする前に手を打って欲しいものですけど