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日清医療食品 所得隠し7年で10億円 追徴金4.5億円
日清医療食品が所得隠しで追徴金4.5億円。
ここって三笠フーズの汚染米も高齢者施設に卸してましたよね。
いろいろ出てくるものですね。
日清医療食品、所得隠し 7年で10億円、追徴金4億5000万円
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090402/crm0904020136000-n1.htm
病院給食最大手でジャスダック上場の日清医療食品(東京都千代田区)が東京国税局の税務調査を受け、平成20年3月期までの7年間で、約10億円の申告漏れを指摘され、追徴課税(更正処分)されていたことが1日、分かった。ほぼ全額を仮装、隠蔽(いんぺい)を伴う所得隠しと認定した。追徴税額は重加算税などを含め、約4億5000万円にのぼるとみられる。
関係者によると、日清医療食品は平成14年12月、大阪府茨木市の藍野病院を運営する医療法人「恒昭会」の関連法人で、給食事業を手がける「サンハンズ」(同市)の営業権を買い取った。この際、当初、予定していた買い取り金額に上乗せした額を恒昭会に支払ったうえ、国税局には上乗せ分を含めた額を営業権買い取り額として、経費計上していた。
この差額は数億円にのぼり、この分を東京国税局は寄付金と認定し、意図的に法人税を免れる所得隠しだと指摘した。
このほかにも各地の病院関係者へのリベートを経費計上していた。国税局は交際費として計上すべきだったのに経費と仮装したとして、これも所得隠しと認定したもようだ。
産経新聞の取材に、日清医療食品は「国税局の税務調査を受けたのは事実だが、見解の相違があった。最終的に指摘には従った」としている。
日清医療食品は昭和47年設立。病院・介護施設向けの寝具リース大手、ワタキューセイモアの子会社。三笠フーズによる事故米の不正転売事件で、三笠フーズから購入した事故米を病院や高齢者施設に供給した。
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あぶり出された癒着
「医療法人は大事なお得意先。逆らうことはなかなかできない」
病院給食を手掛けたことがある関係者はこう打ち明ける。医療法人は一度納入業者になると変更が少ない上、比較的景気に左右されない安定顧客だからだ。
今回、日清医療食品に営業権を買い取ってもらった医療法人「恒昭会」は手広く事業を展開していた。大阪府茨木市の藍野病院を中核に、クリニックや訪問看護ステーションを経営、平成16年には東北文化学園大(仙台市)を買収し、学校経営にも積極的に乗り出した。
今回、日清医療食品に営業権を買い取られたサンハンズも、15年3月期までの5年間で約15億円の申告漏れを大阪国税局に指摘されたことがある。日本を代表する洋画家、荻須高徳の絵画を売却したとして経費計上したが、売ったはずの絵がサンハンズの関連先から見つかり、所得隠しと認定された。それほど羽振りが良く見えた。
しかし、拡大路線のつけが回り、買い取り当時の14年は「実は台所事情が苦しかった」(医療関係者)という。
そのとき、高値買い取りという助けの手を差し伸べたのが日清医療食品だった。「恒昭会」は3病院、2000床以上を抱える。事情を知る医療関係者は「安定した収入源として、億単位の金を上乗せしてもうまみがあると考えたのでは」と推測する。
今回、医療法人の関係者に対するリベートの存在も税務調査であぶり出された。医療法人と取引先との不透明な関係が国税局の調査で改めて浮き彫りになった形だ。(三枝玄太郎、伊藤鉄平)
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関連銘柄:
日清医療食品(4315) -
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