「一律1000円」にしなくても

はんちくさん
はんちくさん
 「過ぎたるは、及ばざるが如し」

 今日から、土日祝日の高速料金が一律1000円になる。

 当然の如く、どこも混雑しているようだ。


 各地への人の流れを誘発する、という方策を行うことは大賛成。
 しかし、「一律1000円」までやる必要があったのかどうか。

 「土日祝日は、全区間半額」

 でも、十分な人の流れを作ることができただろう。「半額」の響きだけで魅力だ。

 最初にMAXを持って来てしまうと、その後に更なる展開がしづらくなる。もはや「無料」しか残っていない。

 また、ここまでやると、公共交通機関との不平等が発生する。

 「公共交通機関を使うことよりも、混雑に巻き込まれるものの、多少得がある」程度のバランスをとらねばならない。

 はっきりいって、「やりすぎ」


 俺は、民主党が言っていた(今も言ってるのかどうかは知らないが)
 「高速道路無料化」
 には、大反対。

 引き合いに出される、ドイツのアウトバーンは、日本の高速道とは違う。

 ・ナチスドイツの遺産であること。
 ・高架ではなく、平地に敷設されていること

 日本の高速道路は、今現在の使用状況でも年中傷む。
 しばらく整備が行われていない区間は、轍が深く、雨の日などは危険。定期的な工事が必要な状況だ。

 無料化にでもなれば、使用頻度は増し、整備に必要な金は、今より増えるだろう。
 その財源を別の方向から捻出するなど、非現実的もいいところ。
 このマニフェストを掲げているだけで、民主党の言ってることが全て机上の空論に見えてくる。

 仕事で高速道路を使っているが、ただでさえ渋滞が発生しやすいのに、猫も杓子も高速道路に乗られては迷惑。

 自民党支持者ではないが、高速道路は「永遠に有料であるべき」と考えている。
 非営利団体として、天下りの温床としなければいいだけの話


 日本の経済を支える、運送業への配慮をもっと考えたほうがいいのではなかろうか。かなりの長い間、苦しい状況を強いられたままだ。

 「2つのうち、弱いほうを潰す」

 という競争原理の考えは、日本には合っていないという答えがとっくに出ているはずだが。
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