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【本日のニュース】/2月の全国百貨店売上高、前年比11.5%減
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2月の全国百貨店売上高、前年比11.5%減――12カ月連続減
日本百貨店協会が19日発表した2月の全国百貨店売上高は前年同月比11.5%
減の4695億円となり、12カ月連続で前年実績を下回った。2月としては過去
最大の減少幅となった。
同時に発表した2月の東京地区百貨店売上高は前年比11.7%減の1160億円となり、12カ月連続で前年実績を下回った。〔NQN〕
(2009/03/19付日経速報ニュースより)
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
経済アナリスト、木下晃伸(きのした・てるのぶ)です。
■百貨店の売上高が、どんどん下がっています。
景気が悪化している中、こういった統計値を見ると、心理も冷え込んで来てしまう事でしょう。
当然、業績も悪化しています。例えば、昨日は高島屋が業績を発表しています。
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高島屋の前期、営業益245億円
高島屋の2009年2月期の連結営業利益は、前の期に比べ35%減の245億円前後になったもようだ。従来予想は240億円。衣料品などの値下げセールを例年より前倒ししたほか、値ごろ感のある商品の販売を強化。広告宣伝費や人件費など販管費の削減も寄与した。
売上高にあたる営業収益は6%減の9800億円程度になったとみられる。昨年秋以降の消費者心理の悪化を受け、昨年12月に通期の見通しを2%減の1兆257億円から6%減の9778億円に下方修正したが、この従来予想を上回ったもようだ。
(中略)
10年2月期も減収減益となる公算が大きい。低価格品の販売強化やコスト削減を進めるが、上期の販売は苦戦しそうだ。
(2009/03/20 日本経済新聞朝刊12面より一部抜粋)
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■評論家であれば、これでいいのですが、私たち投資家はここで、【株価】にも注目しなければなりません。
では、株価はどうか、と言えば【意外な事実】を見て取る事ができます。
※【8233】(株)高島屋
http://minkabu.jp/stock/8233/
実は、ここに来て反発局面を迎えているのです。
■日経平均株価自体が上昇しているので、全体相場につられて上昇している、という見方もあることでしょう。
しかし、本当にそれだけか。ひょっとすると、なにか【意外な事実】があるのではないか。実際、住宅取得意欲が高まっているという統計も出始めています。住宅取得に伴う消費は大きなものがあります。
情報は、多面的に眺める必要があります。その際、株価というのは非常に賢い動きをします。今回の百貨店売上高、という情報をどう捉えて行くか、これこそが分析能力を問われるところだと考えます。
(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
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とうとう、株価上昇のリスクを考えるタイミングが到来した
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http://premium.mag2.com/lineup/P0006893/
【2009/03/20本日のレポート内容は?】
●「金融株下落は、短期的な調整にすぎない」
■株式市場の上昇を捉える【新戦略】とは?
年末から年初にかけて一時的な上昇がありましたが、私自身は【3月までは下落局面】になるのではないか、とお伝えしてきました。
しかし、一方で、【3月、4月は大きな転換点になる】という仮説も展開してきました。より具体的に言えば【買い転換を迎える】と考えてきたのです。
悲観論一色に染まった株式市場に【暴騰する可能性】をお伝えしてきたのです。実際、最近の欧米金融株の上昇は暴騰、という形になっています。
昨年は、なすすべもなく大きく下落した株式市場。しかし、今年に入ってからはずいぶんと景色が異なっていることも事実です。それは、具体的に何を見てそう判断しているのか、またどうしてそう考えることができるのか、明らかにすることで意外にもシンプルな理由であることに気付かされます。
そしてそれは、悲観論はもう聞き飽きた、いよいよ反転する準備を開始しなければならない、ということにも気付かされると考えているのです。
当メールマガジンでは、来たる上昇を睨みながら、どういったポートフォリオを構築していけばいいのか、10年近くのファンドマネジャー、アナリスト経験から得られたノウハウをお伝えしています。
この3月、4月は、数ヶ月後、数年後を占う上でも、大変重要なタイミングです。それは、悲観一色に染まっていた流れが、上昇に向けて反発を開始する可能性が高まっているという意味。
株式投資に対して確固とした方針で臨みたい投資家にとって、提案できることがあると考えています。ご興味ある方、この機会にお申し込みいただければと思います。
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