【信用倍率】


株式マーケットに接していますと、「この銘
柄は取り組みが良い」、或いは「取り組みが悪
い」といった言葉を耳にすることが多いと思い
ます。ビギナーの方にとりましては、耳慣れな
い言葉で分かりづらいかと思いますが、これは
「信用倍率」(貸借倍率とも言います)のこと
です。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/kouza/s_guide/sg050817.htm


 信用倍率とは、信用取引の需給バランスを示
し、【信用買い残÷信用売り残】で求め、単位
は何倍という形で表示します。信用取引は期日
までに反対売買して決済することが多いため、
信用買い残は将来の売り圧力となります。従い
まして、高い信用倍率は需給面の重しと捉えら
れ、「取り組みが悪い」と表現されます。


 一方、信用倍率が低い場合には、将来的に買
い戻し圧力が強くなるので「取り組みが良い」
と表現されます。


 現在の市場全体の信用倍率は1.2倍前後と
なっていますが、個別銘柄の場合は一般的に1
倍を割り込んでくると株価上昇期待が高まって
「好取り組み」と言われ、この倍率が高まるほ
ど取り組みが悪化することになります。もちろ
ん、株価の位置や売り残と買い残の絶対額の大
きさによってもその見方は異なってきます。
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