11日の米国株式相場は小幅に続伸。ダウ工業株30種平均は前日比3ドル91セント高の6930ドル40セント、ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は13.36ポイント高の1371.64で終えた。業績懸念がやや薄らいだ大手銀行株が前日に続いて買われ、相場を支えた。ダウ平均は2月27日以来の高値で終え、7000ドルの大台を回復する場面もあった。 ダウ平均が続伸するのは2月上旬以来約1カ月ぶり。前日に急伸した金融株は11日も買われ、米銀大手シティグループが6%高、JPモルガン・チェースが4%超上げた。ガイトナー米財務長官が前日夜のテレビインタビューで、銀行システムを支援する姿勢を示したとダウ・ジョーンズ通信が伝えたほか、JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)が1、2月に利益をあげたと語ったと米CNBCが伝えている。