24日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落した。終値は前日比107円60銭(1.46%)安の7268円56銭だった。景気悪化の長期化に対する警戒感から前日の米ダウ工業株30種平均が12年ぶりの安値となった流れを引き継いだ。前場中ごろには昨年10月27日に付けたバブル経済崩壊後の安値(7162円)を下回る場面があった。ただ、与謝野馨財務・金融・経済財政相が株価対策の必要性に言及したことで、積極的な売りは続かなかった。円相場が1ドル=95円台に下落したため後場は自動車や電機など輸出関連株の一部に買いが増え、日経平均は下げ渋った。東証株価指数(TOPIX)は3日続落で、1983年12月以来、約25年2カ月ぶりの安値水準。