映画ずきのしんちゃんさんのブログ
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NY底割れ懸念
17日の日経平均は、7645.51(ー104.66)と年初来安値を更新。ただ一兆円そこそこの超薄商いで、これからどんどん下げるというほど、売り方に勢いはないようだ。水準は転換線7936のはるか下。基準線が雲の下限とぶつかっており、このあたりでとまるかどうか、が問題ではある。RCIも下げ止まっているような気配だが、まだ下げ余地があり、さらに昨年来安値を試しに行く可能性なしとしない。週足もまだRCIは下降中で、もう数週間は少なくとも下落圧力がかかりそうだ。
NYダウは7552.60(-297.81)と大幅な下落。景気対策法案が署名されたが、材料で尽くしで、かえって自動車産業の行く末と金融不安が再燃。2月のNY製造業指数が-34%と過去最低となった。11月の安値7449が目前であり、S&Pのほうは底割れてしまった。日足のRCIはまだ下落。週足のRCIもまだ下落中で、しばらく下降圧力が強そうだ。ただ、週足MACDは上昇しており、まだシグナルの上であり、大底を割ってどんどんおちるとは思えないのだが、楽観にすぎるだろうか。
日本の10-12月期のGDPの数字は12.7%という下落。日本のダメージが各国の中でずばぬけて大きいが、これははからずも、サブプライム以前のの日本の景気回復が人為的な円安と労働分配率の低下による価格競争力の強化を柱とした輸出頼みであったことを反映したものであろう。小泉改革の負の面が表に出てきたともいえるかもしれない。克服の道はさっぱりまだみえてきていない。肝心のアメリカは、ビッグスリーの救済ですったもんだしているし、金融の救済も、規模がまったく不足だといわれている。唯一の頼みは中国の回復という声もあるようだ。上海株はたしかに一番早くもどってきてはいるものの、どこまで続くかはまだ不透明。ダウや日経平均の週足MACDは底をつけてきていると思われるので、大底ははいっているのではないかと期待しているのだ、MACDもまだまだ深いマイナス圏ではあり、確証を握るためには、まだ相当な時間が必要だろう。
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