ＮＹは続落、下げ幅は＄８２だが終値ベースで11/20以来の安値となった。引け際の出来高が４０００万株と非常に大きかった。
①特に銀行・保険株の下げがきつい。
・ＪＰモルガン：－３．３％
・バンカメ：－４．６％
・シティ：－３．３％
・銀行指数：－５．３％
・ＡＩＧ：－５．８％（$０．８５）
・・・「大衆」は金融の悪さ加減を実感し始めたようだ。国有化が近づいているのではないかと。
スイス
・ＵＢＳ：－４．６％
英国
・ＨＢＯＳ：８５億ポンド（１２２億８０００万ドル）の赤字
・日本の生保・損保・・・７社が最終赤字
②指数
・ミシガン大消費者２月の米消費者調査速報値が５６．２と１月から悪化し３カ月ぶりの低水準となった。
③景気対策修正法案
上下院で可決したが、金融化安定化の具体策が何も明確になっていない。
また「バイアメリカン条項」が残されたのは問題。
④政局混迷
・日本
「かんぽの宿」を契機に「小泉劇場が復活」・・・「笑っちゃう」と小泉元首相は言うが、何か慌てている様子。本来なら民主党が優位になるはずが、クリントン氏との面談の日程調整で醜態を見せてしまった。自民党の大逆転の可能性も出てきた。 しかし小泉氏の影響力は排除してもらいたい。
・米国
オバマ「超党派」政権機能せず。
共和党の根強い反対。
⑤来週
・日本の１０-１２月期のＧＤＰ発表。相当悪そうだ。
・ＢＩＧ３の再建計画・・・2/17提出
内容が悪い場合は、破産申請に追い込まれる可能性も。
自動車部品メーカが２兆３０００億円と支援を要請した。
このように見てくると「金融メルトダウン」の第２幕が開きつつあるように思われる。
来週以降、日米共に新たな下値探りに入っていくと考えられる。（今回が底とは限らない）
金融占星術でも２月～３月は株・商品・政治全てで大きな問題が発生しそうとお告げが出ているそうな。
太陽の黒点が極めて減少していること、星の並びが非常に悪いらしい。また満月・新月・下弦にも最大限の注意が必要なようだ。
