12日の米国株式相場でダウ工業株30種平均は小幅に反落。前日比6ドル77セント安の7932ドル76セントで終えた。米政府による金融・景気対策に対する警戒感から売り先行で始まった。ただ、午後に住宅ローン対策に関する報道が伝わると、急速に買い戻しが入り下げ渋った。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、同11.21ポイント高の1541.71で終えた。 ガイトナー米財務長官が10日明らかにした金融安定化策が具体策に乏しい内容となったことが引き続き重しになっているといい、前日買い戻しの動きが優勢だった金融株が軒並み売り先行で始まった。ダウ平均は下げ幅が250 ドル近くに達し、7600ドル台を付ける場面があった。