明日は月齢「満月」であり、日経平均の一目均衡表の雲のネ
ジレの最終日柄となることから、トレンド好転の足が出る
「変化」が期待されます。実態悪とオバマ政権への期待が交
互に材料視されているが来週も米金融対策・景気対策の成立
に向けた議会での動きに左右されよう。欧州金融機関の決算
なども本格化してくる。9日発表予定のバークレイズについて
は、早めに公的資金注入の必要はないとの見解を示していた
が、10日のUBS、11日のクレディなども同じ歩調をとるよ
うだと、金融不安後退につながる可能性はある。しかし、週
末にオプションSQを控えており、3月期末からの45日前ルー
ルに伴うファンドの解約(2月13日頃)も意識される。翌週に
はファンドの解約凍結解除などもあり、売り圧力がでてくる
だろう。一方、13日にはG7(7カ国財務相・中央銀行総裁
会議)が予定されており、為替介入などへの思惑も強まり易
い。また、米オバマ大統領は13日までに景気対策の法案成立
を目指す考えのようである。そうすると外部要因の影響で大
きく利益確定でこのところ、調整を見せていたエネルギー関
連が、いよいよ出番到来のような感じがする。