日経平均株価のPERが25倍にまで上昇しました。
これは日経平均採用銘柄の赤字決算が続出していることを物語っています。
当然ながら現状の株価だとPERが上昇するということはEPSが下落ことになります。
EPSは313円となっとおり、これは09年3月期利益が前期比▲65%減を織り込んだことになります。
PER25倍では正直割高感があり、上値を追うことは厳しいでしょう。極端な話、EPSが313円で平均PERを15倍に設定すると、4700円になってしまいます。
これは5000円割れを暗示しているのでしょうか。
仮にPERを18倍に設定しても5600円程度です。
今週も日立、パナソニック、トヨタなど主要企業の決算があり、どこも赤字になるか大幅な減益になる公算です。
決算時の来期に対する経営者の意気込みに注目したいと思います。この不況時にこそ経営構造をスリム化し、損益分岐点を下げて、耐久力を身に付けてほしいものです。