投資信託をついに売却、マイナス27万5千円損失確定

金沢ちんさん
金沢ちんさん
さて、一昨年の夏ぐらいから、毎月毎月給料日にちょっと無理して5万円づつ積み立ててきた投資信託だが、たしか計100万円ぐらい貯めてるはずなのに、結果はこれである。
うむ、あっぱれな損失っぷり。われながら良いタイミングで積立て始めたものだ。そしてついにわしも損失の出ている3銘柄の投信(外国債券、国内株式、外国株式)を買取請求(まあ要するに売却)して、損失を確定することにした。さっき注文し、同時に国内債券以外の積立を中止した。
 よく女性のファイナンシャルプランナーなんかが、「楽々資産作りをインデックスファンドではじめよう!」なんて本やコラムで書いていると思うが、まあこんなものである。ドルコスト平均法なんてのが、長期下落相場にいかに無力か、よく分かった。要するにナンピン買いの泥沼である。
 ついでにFPなる彼女たちに言っておくと、インデックスファンドというのは要するに上場している企業すべてに投資しているようなものである。「個別株よりカンタン!」どころか、全部の企業の将来に賭けるなんて、メチャクチャ難しいと思いませんか?
 さらに「世界にも分散投資しよう!」って言いますけど、たとえば俺みたいに海外株式や海外債券に分散してても、基本的に今の海外資産に投資する投信は為替ヘッジを取らないものばっかり。で、結局、株や債券の原資産の値動きよりも為替の変動の方が大きいくらいなのが今。「円=低金利、ドル=高金利、だから円安はずっと続く」なんて時代だけに通用したやり方ではないでしょうか。実は半分以上が原資産よりもドルやユーロの外貨に投資してたようなものです。今やドルもゼロ金利時代。あの頃1ドル=100円割り込み続けるなんて思ってなかったでしょう。しかも今は円高に加えて信用収縮、投資資金が流出して、株も債券も安くなり二重の下落。だからあの手の「カンタン」ってカタカナで書いてあるようなもんは罪作りだ。まあ少なくとも証券会社や投信の販売してるところは、上がろうが下がろうが儲かるので、日本のためにはいいのかもしれないが。結局、インデックス投資も分散投資も、最終的には対象資産や対象となる国の通貨が強いときにだけ有効であって、こんな下落してるときなら銀行にでも預けておけば良いのである。それでも投資したいなら、死んでも売らないつもりの超長期投資にすればいい。含み損は子供に相続してもらうつもりで。
 さて、んなことは前から分かっていたのだが、「別にわざわざ損失を確定しなくても、戻ってきたらいったん現金化しよう」と悠長に考えていた。それに月の手取り給料より大きい損切りというのは、それなりに苦痛だ。それにひょっとしたらまた戻るかもしれないなんて、淡い期待(願望?)もあるし。しかし冷静に考えて、株価はともかく、企業の業績決算みててもハチャメチャな大瓦解、好転しそうな兆しはしばらく無い。そりゃいつかは良くなるかもしれないが、だったら良くなってからでもいい。
 かつ、わしゃ基本的に投機家であって、もってるお金は流動性がほしいのだ。だからいつ戻るかわからない投信でぼーっと持ってるより、もう現時点で現金化して、日常の信用取引の保証金にでもした方が、よっぽど良いのである。それに、他人に預けた金が減って他人に文句言うより、自分で運用して失敗した方が気持ちが良い。
 ついでに、今回の損失確定は、下落による損失ではあるんだけど、毎月の賃金から捻出したお金なので、損失とはいいながら、残額はこれから投機の原資として使える現金なのである。しかも強い円の。前向きに行きましょう。
 以上、ここまで非常に長い負け惜しみでした。特定口座で株取引と損益通算できるから、やっぱり今年も無税になりそうじゃわい、わっはっは。
2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
なんか含み損より確定損を出した方がすっきりしましたよ〜。なんせ現金だから減りませんし。
しかし僕が売ったってことはもう大底です。きっと。こっから上昇するんです!ぐすん。
 私も投信の積立をしていますがもうしばらくまだガマンします。積立当初は株価が上昇していて,だけど知識がないから投信にと思い手を出しましたが今となっては自分でやった方が良かったなとつくづく思います。長期投資というのもクセモノでバブル絶頂期に始めていたら20年経ってもまだマイナスですもんね。自分で何とかしたいけど何とかならないかな。
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