売上高と利益  ・・・ 事態は深刻化

今日の日経1面に「上場企業71%減益」という記事が掲載されている。10-12月期の集計だ。

そこで気になるのは、売上げは10%しか落ちていないのに、経常利益が71%も落ちる点だ。
なぜだろう?

私は経済の専門家ではないので間違っているかもしれないが、
・為替差損が多額だった。
・売上げは上期に貯金があった。下期特に11月頃から急激に落ちた。

この2点が主要なところかと思う。
日本企業はデフレ経済下でも利益が出る体質・スリム化を図ってきたが、売上げ数量の減少に耐え得るだけの体質になりきっていなかったと言える。
体質を強化した割には、BEP(損益分岐点)が意外と高いままだったようだ。

売上数量は今後さらに落ち、それが継続し、円高が続くとすれば3月期はほとんどの会社が赤字転落の恐れがある。
そして2010年度はさらに厳しくなりそうである。

企業が人減らしや賃金カットをするのは当然のことだ。
そうしなければ企業が存続できないほど事態は深刻になってきている。

需要と為替の動向には細心の注意を払わなければならない。
Newジェントルマンさんのブログ一覧