昨年の株価急落以降、日本株は割安だから「買いだ」といわれてきたが、実体経済の急速な悪化で割安どころかだんだん割高になってきた。
・PERは主要国の中で一番高くなった。
・配当利回り・・・減配・無配でここ数年の伸びが止まり、今期末はもっと低下する恐れあり。(野村でさえ期末は無配転落)
・PBR:資産の目減りがある他、資産を減らさざるを得ずPBR面でも決して割安ではない。もちろん一部の優良企業はそうではないが。
企業価値はそれだけで計れないが、今回の大不況(恐慌に近い)により、昨年夏頃までの尺度で評価していると間違いをおかす。今回の大不況はそう簡単に回復はしない。よって株価が急回復するようなことはありえない。 現状は「買い」のリスクが高く、「売り」の方のリスクの方が低いと判断する。