昨夜のNYダウは$148安の$8,001とかろうじて8,000円台を守った。1月末の終値を意識した買い支えがあったと思われる。
10-12月期のGDPが年率で-3.8%となり、これは予想値より良かった。以前ならここで上昇となっていたが、だんだんそうはならなくなってきた。事態の深刻さが大衆にも知れ渡りつつあるように思える。
もう一つ下げの要因に挙がっていたのが、「バットバンク」構想の不透明感に嫌気がさしたこと。
この「バットバンク」構想はいわば不良資産を見えにくくするせこい構想だ。それを各国でやってはどうかという話もあるようだが、健全な対応とは思えない。
たとえ「バットバンク」が実現したところで問題は顕在化してきており隠し通せる状況ではなくなってきている。
景気鈍化の影響を受けにくいとされる銘柄が大幅安となり、市場の悲観的なムードが際立つ形となったとも述べられている。
クラフト・フーズ:4.2%安。
3M:4.9%安 など
金融危機は金融にとどまらず、実態経済の破壊的な悪化が顕在化し、隠し通せない状況になってきた。
1月は何とか$8,000を守り通したが2月は大幅下落になりそうな雲行きだ。
1/23の$7,909を割ると11/20の$7,550まで節はない。これを割ると一気に$6,000も有りうる。
NKはNYと心中することになるのだろうか?