29日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸した。終値は前日比144円95銭(1.79%)高の8251円24銭で、19日以来8営業日ぶりの高値水準で引けた。朝方には8300円台まで上昇。米国で金融機関の不良債権を買い取る専門銀行(バッドバンク)の早期の設立観測やオバマ政権の景気対策期待などを背景に米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。海外金融機関の財務悪化懸念が和らいだことで東京市場では三井住友FGや東京海上HDなど金融関連株が買われた。半面、8300円台は戻り待ちの売りが指摘されたことや午後を中心に円相場が下げ渋ったことで、後場中ごろには日経平均は8100円台前半まで伸び悩んだ。東証株価指数(TOPIX)は反発した。