NY目先底打ちか

28日の日経平均は、8106.29(+45.22)と小幅上昇。昨日の大幅上昇に続いて続伸。水準としては、転換線8011を回復。雲の下限8270、基準線8498が近くなってきた。日足のRCIが底をつけたので、目先反発すると予想したが、予想通り、反発を開始した。しばらくは反発局面になると思われる。ただどこまで戻すかはまだ予想が困難だ。 週足は以前転換線8498も回復できていないしRCIも下げ基調。中期的には下降圧力がかかっている。これをはねかえして中期指標が改善できるところまでくるかどうか、が注目だ。

28日のNYダウは、88375.45(+200.72)と大幅に上昇。不良債権の買取機関の設立や消費者ローンへの資金供給など、金融セクターへの支援策が具体化してきたことを好感したようだ。転換線8177、基準線8498、雲の下限8405も一気に抜け、雲の上限8886に迫っている。日足のRCIは底を打って上昇しており、1-2週間は、上昇するリズムになっている。雲の上限を抜いてくれば、かなり雰囲気がかわる。週足の転換線8498も抜けてきており、週足MACDもマイナス圏ながら上昇し始めている。週足RCIはまだ下げ過程にあるので、一気にこれをはねかえすような上昇があればいいのだが。

ドル円は90.24と転換線89.74を抜け、基準線90.66の間まで上げてきた。RCIは上昇しており、こちらもドル上昇が2-2週間は続くリズムとなっている。週足の転換線91.37はまだ抜けていないが、週足のRCIも底打ちしており、中期的にもドルはじりじり上昇するのではないかと思われる。

不良債権の額は、IMFは200兆円と改めて推計しなおし、世界の失業率も上昇。実態経済はなかなか出口が見えないが、不良債権処理がスタートしたことで、目先底打ちの期待がでてきたように思われる。それが中期、長期の下げ指標をはなかえしてゆけるかどうかに注目だ。
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