今週の日経平均はユーロ円の動きに反応して戻している。
ユーロの上昇は欧州金融機関がみんなが思っているほ悪くないかもしれないという考えからきている。暴落の後に続落して下げ止まれば事態が改善されたように錯覚している。発表される経済指標に失望するばかりだと何か変化を期待したくなるのが人情というべきかもしれない。
昨年から年金の買いの噂が絶えないがもはや国策の買いレベルに加速してしまった。日経平均7600では株式評価損による特損計上が多すぎて3月決算に支障をきたすのは間違いない。少しでも税収を確保するために株価底上げを画策するのであれば大義名分も立つのだろう。
しかし下値の買い支えだけでは市場は盛り上がらず買い安心感にはほど遠い。
先物の性質から日経平均8000超えは8250へ向かう。
NYで悪材料が出なければ週末のお化粧買いに期待がかかる。