「河豚(ふぐ)は食いたし、命は惜しし」

河豚を食べたくても下手に食べると命を落とす
ことから、「あることをしたくても結果の恐ろし
さを思うと中々実行に移せない」という意味の慣
用句ですが、今その河豚が旬を迎えています

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B0




 河豚と言えば「河豚のちり鍋」、「てっちり」
が有名ですが、語源は河豚の毒にあたったら死ん
でしまうため、ふぐそのものを「鉄砲」と呼び、
「鉄砲のちり鍋」から促音化したそうです

 河豚はそのうまさゆえ、以前は中毒死する人が
多く、豊臣秀吉はふぐの絵を描いて「この魚食べ
るべからず」の高札を立てた禁止令を出しました。
江戸時代には多くの藩が禁令を出し、河豚を食べ
て中毒死した者は、お家断絶を命じる藩まであら
われました

 明治21年、時の総理大臣、伊藤博文公が山口・
下関の春帆楼(しゅんぱんろう)で遊んだ折、当日
はあいにくシケで、魚料理がありませんでした。
その旨を女将が申し入れましたところ、伊藤公は
「馬関(下関)に来て、魚がないとは・・・」と皮
肉りました

 それではと、女将は打ち首覚悟で禁令の河豚の刺
身を差し出しました。すると、伊藤公は「こんなう
まい肴を食べない法はあるものか」と感激し、山口
県にのみ禁令を解除しました。これが、河豚食解禁
のきっかけです。戦後になって、ようやく全国で食
せるようになりましたが、こうした経緯を知って食
する河豚はまた格別です


http://www.chem-station.com/yukitopics/hugu.htm

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