22日の日経平均は、8051.74(+150.10)と反発。為替が気になって上下したが、日銀が不動産法人債をうけいれるという決定で関連株が上昇。水準としては、依然転換線、基準線の下で、転換線が雲の下限をきることろにきていてなお弱い。ただRCIは底に達し、当面下げが一服する可能性もある。だが週足は転換線の下、RCIは下降中、中期的にもまだ下降基調である。
22日のNYは8122.80(-105.30)と大きく下落。マイクロソフトが5000人の人員削減を発表、住宅市場も底入れがみえず、失業保険申請も増加と悪材料が重なり、一時は8000を割った。転換線、基準線の下、転換線は雲を下抜け、弱い。ただRCIは完全に底に達しており、このあたりで目先一服し反発することも期待される。とはいえ、週足も転換線の下、RCIも下降中で、中期的な下降基調は続いている。
為替は88円74。ガイトナーの発言をうけてドルが上昇したが、続かなかった。転換線90.10基準線90.66を下回っており、転換線は下向き。RCIも下降中で、目先円高圧力がかかっている。しかし週足では転換線92.31のもちろん下で円高基調であるものの、RCIは底に近く、月足のRCIもまもなく底に他するので、なお円高へのオーバーシュートはあるかもしれないが、中期的にはドルの底値ゾーンではないかと思われる。
オバマ政権は始動したが、経済指標は下げ止まる気配がない。下りエスカレートを必死でのぼる過程。気を緩めれば下がってしまう。100日の間に下げ止まりの兆候がでるか、その間にアメリカの住宅や雇用、個人消費などの各種経済指標や、中期長期の市場の指標の反転があるかどうかどうかにかかっている。