21日の米国株式相場は急反発。ダウ工業株30種平均は前日比279ドル1セント高の8228ドル10セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は66.21ポイント高の1507.07で終えた。IBMの好決算などを手掛かりに買いが入った。前日に主要株価指数が急落した後とあって値ごろ感や自律反発狙いの買いも入り、相場を押し上げた。 前日夕にIBMが市場予想を大きく上回る2009年12月期通期の利益見通しを発表。企業業績に対する懸念がやや和らいだ。米信託銀大手ノーザン・トラストが増益決算を発表するなど、一部金融機関に好材料が出たことも支えとなった。IBMに加え、前日に急落していた金融株が軒並み急反発した。原油先物相場の上昇で石油株も買われた。