ヨッシーさんのブログ

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株の快楽と苦悩

株やっていて一番の快楽の瞬間は買いを入れる瞬間でしょうね。その時点では株価は思う方向にドンドン進んでいって、儲かったら何買おうかとか頭の中は妄想で一杯になります。極論すれば株の世界での快楽はこの瞬間で終わります。

問題は次の瞬間から早速始まります。予定とは逆に株価は少しずつ下げていきます。「えっ、こんなはずじゃ」、「少しは仕方ないか」などと考えているうちに、株価はさらに下へ「嘘だろ、あんなに苦労して選んだ銘柄なのに」、「こんなに実績のよい銘柄なのに」・・・。頭の中の妄想は早くも消えてしまいます。早くも含み損を抱えてしまったと超ブルーになり、「なんで自分が買うといつも下がるんだ」と銘柄のせいにしたり自分を責めたりします。ここで損切りできればまだまだ上級者への芽があります。でも、多くはこの時点で損切りせずデイトレ予定が中期保有に、中期保有予定が長期保有にと予定が切り替わり、いわゆる塩漬け株の熟成が始まるのです。長い含み損(ほとんどの場合、決して消えることのない)と苦しい苦悩とのお付き合いが始まるのです。

また、逆の苦悩もあります。株価は予定通り上昇し、脳内の妄想はさらに大きくなり儲けの狙いも大きくなりますl。これはこれで正解でしょう。でも、含み益が出れば出たで、「今が天井で下がり始めるんじゃないか」、「明日は暴落しないか」、「何か悪材料が出たらどうしよう」などと心配の種が尽きることなく出てきて精神的に追い込まれ始めます。多くの人はこの時点で「まあ、利益が出たからいいや」と自分を強引に納得させて薄利で売ってしまいます。利益が出たのだから一応正解でしょうけど、個人的には利益が出ている以上もっと自分の当初のシナリオに自信をもって我慢すべきだと思っています。でも、含み益の目減りにも耐えながらホールド継続していくのもかなりの忍耐を要します。そのうちに株価が下がってきたらさらに苦悩は増します。そこで売るか耐えるかは個人の考え次第でしょうが、売ればすべての苦悩から一気に開放され、「儲かった」と一応安心できます。でも、まだ売り時ではない、これからさらに上値追いするはずだとホールド継続すれば、暴落の脅迫観念と同居した苦悩とお付き合いをしなければならないのです。

さあ、皆さんはどっちの苦悩に苛まれているのでしょう。できればいつ利益確定するかで悩みたいですよね。
2件のコメントがあります
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    socialcolorさん
    2007/5/20 09:06
    私もこれでよく悩んだので、買う時に複数株買うようにしています。いくらで売るかの上下の基準を買う前に決めておいて、それに達したら半分を売って、半分をホールドします。
    上がった時には利益を伸ばせて、下がった時には痛みを半減でき(気分的なもんですが)なかなか良いじゃないかなと自分では思っています。更に下がったら損失が増えるじゃないかと言う方もいると思いますが、案外と底で損切りするリスクを減らせたり、複数株買うので、買う時期と銘柄をしっかり選択するようなるなどのメリットがあったりします。
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    ヨッシーさん
    2007/5/20 18:17
    socialcolorさん

    やはり、利益確定ライン、損切りラインをしっかり決めて、それを徹底することが大事ですよね。私は今、含み益となっているものをいつ売るかで悩んでいます。売れば騰がるような気がするし、ホールドすれば下落するような気がするし、なかなか難しいものです。言われるとおり、半分くらい利益確定して残りに上昇期待をかけましょうかね。
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