19日の日経平均は8256.85.(+26.70)と小幅上昇。売買高は極端に少なく、非常に読みにくい、文字通り様子見商状。一目均衡表では見事に雲の下限にそってあがっている。遅行スパンは転換線にそって反発。どんどんさがる気配はない。もっともぐんぐんあがる勢いもない。RCIはまだ下降しており、強い足とはいえない。 週足でも転換線8587を割りこんだままで、RCIもこれから下げるとことであり、週足チャートからみるかぎり、まだしばらく下降圧力がかかる雰囲気である。このまま転機がつかめないと、中期的な本格的反転はまだ1-2ヶ月先になるかもしれない。 月足は、なんとか下値のトランドラインを確保しているようにみえるが、RCIはまだ底に張り付いているので、なおも底練りの段階というところだろうか。
19日のNYダウはキング牧師の誕生日のため休場。前週末16日は8281.22(+68.73)だった。水準としては、日足は雲の下。転換線が基準線と雲の下限をきるとことにきていて、いい兆候とはいえない。RCIもまだ底には届いていない。週足も転換線8268ぎりぎりの攻防だが、こちらもRCIは下降し始めており、下降の圧力は強い。月足のRCIは完全に底なので、長期でみればここからまだ大きく下げる余地は乏しいと思われるが、本格上昇の機運はまだあらわれていないという状況と思われる。
オバマさんの就任を目前だが、市場はオバマ政権に期待しつつもなお半信半疑だと思われる。期待がふくらんでいるだけに、期待にそうようなすばらしい内容でないと失望がでかねない。そうしたイベントリスクを回避するために、ポジションが閉じられて売買高が細っているのだろうか。チャートからは、なかなか厳しい状況だが、これを跳ね除けるようなリーダーシップがしめせるかどうか。素直にみれば、下降圧力が強いが、長期の指標は一応底をかためつつあると思われるので、きっかけで反転する可能性もないとはいえないだろう。