天地人さんのブログ

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投資部門別売買状況(2008年)

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続いて2008年通算の数字です。ある程度予想は付くわけですが、さて実際はどうなったか・・・。

【東証一部】(日経平均株価 2007末;15307.78→2008末;8859.56)

証自(27%) 買;136兆2028億  売;139兆6237億  差引;-3兆4209億
法人(9%)   買;47兆4822億    売;41兆3473億    差引;+6兆1348億
個人(15%) 買;78兆6400億    売;77兆6224億    差引;+1兆176億
外人(47%) 買;236兆4263億  売;240兆1568億  差引;-3兆7305億
証委(1%)   買;6兆8386億      売;6兆6870億      差引;+1517億
合計(100%) 買;505兆5898億  売;505兆4372億  差引;+1526億

【ジャスダック】(ジャスダック指数 2007末;72.17→2008末;48.20)

証自(10%)   買;3607億            売;3693億            差引;-86億
法人(14%)   買;6054億            売;4360億            差引;+1695億
個人(52%)   買;1兆8616億      売;1兆9612億      差引;-996億
外人(22%)   買;7515億            売;8154億            差引;-640億
証委(2%)     買;622億              売;625億              差引;-3億
合計(100%) 買;3兆6415億      売;3兆6445億      差引;-29億

まずは東証一部。年間で見た総売買金額は前年比で2割強減少しました。売り買いの主体を見ると証券会社と外人が売り越し、法人と個人が買い越しでまあ予想通り。法人の内訳の主要な所をメモしておくと、信託銀行が4兆4679億の買い越し、事業法人が1兆4931億の買い越し、投資信託が3746億の買い越し、生損保が3122億の売り越し、その他の金融機関も概ね売り越しです。信用収縮で証券会社や外人が投げ売りする中で、個人、年金マネー、法人(M&A)が買いに動いた1年とまとめられそうです。

続いてジャスダック。こちらは売買代金が大変な事に・・・前年比で4割程度まで落ち込んでいます。ジャスダックは板がスカスカの銘柄ばかりなのでさもありなんという所ですが、年間通じてこれでは相当やばいんではないかと。売り買いの主体を見ると、個人と外人が売り越し、その分を法人が買い越しで、この1年継続していた流れそのままという感じですね。法人の内訳の主な物は事業法人が705億の買い越し、投資信託が485億の買い越し、信託銀行が320億の買い越し、投資信託ってこんなに買ってたんだというのが新しい発見でしょうか(そう言えば、昨年は新興市場向け投信がスタートしていたような・・・今頃大損でしょうけど)。新興はいつ個人マネーが戻ってくるか、それに尽きると思います。
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