奈良時代から続くとされる新春恒例の「歌会始
の
儀」が皇居で行われました。
株式市場ではおおよそほとんどの物事を材料に
してしまいますが、こういった恒例行事も例外で
はありません。
投資家の物色意欲が強い時は、ちょっとしたき
っかけや話題性さえあれば株価は上昇するもです
が、そもそも35年ほど前に「家」というお題の
発表直後に大和ハウスが物色されたあたりから歌
会始のお題が株式市場で話題になり始めました。
1981年のお題「音」で日本ビクター(現J
VC・ケンウッド)が上場来高値を示現。他にも
「水」(1986年)でウォーターフロント関連、
「車」(1988年)で日産自動車、「幸」(2
004年)で幸の字が付く銘柄などが物色されて
きたという経緯があります。
今回の歌会始のお題「生」(昨年の歌会終了後
に発表)で生活防衛関連。そして来年のお題は
「光」。光・・・太陽光(クリーンエネルギー)、
宇宙・空(防衛関連)、光ファイバー(通信関連)
、電子(精密機器)等、あるいは久光や出光など
のように「光」がつく企業等々。
いろいろな話題に敏感に、しかも株式投資に関
連付けて思考を巡らせてしまうのは投資家の習性
です。