あさっての投資家さんのブログ

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ドルが暴落すれば、円は危機に?

こんな問題提起をする人が少なそうなので、あえて。 

サブプライムだ、円高だと騒がしい今日この頃ですが、ドルが暴落すれば最も困るのは誰でしょう?
もちろん、ドルを使っているアメリカは真っ先に上げられますが、ドル資産を莫大に抱えているところがあります。

そう、日本と中国。

中国は置いておいて、ここでは私たちの住む国、日本に焦点を当てたいと思います。

皆さん、日本の外貨準備高を知っていますか?

恥ずかしながら、私も良く知らなかったので調べてみました。
平成19年8月末現在、932,157百万ドルです。(※1)
…ピンと来ませんね。
1ドル=115円として計算すると、約107兆円。

どうです? 凄い数字だと思いませんか??
さらに問題はその中身です。
資産に金(GOLD)も含まれていますが、大部分が「アメリカ国債」。
あまりにも偏っています。
まさに分散投資を無視してますね。

では、ドルが暴落して、1995年につけた最安値近くになったと仮定しましょう。
つまり、1ドル=80円ぐらい。
すると外貨準備高は約75兆円。
「私たち国民の財産が…!」と、うめきたくなるのは私だけでしょうか?

もちろん、ドルの未来がばら色なら問題ありませんが、今アメリカは双子の赤字に苦しんでいます。

今からでも遅くありません。
ドルを半分近くまで押さえて、残りをユーロ、ポンド、加ドルなどの信用の高い通貨に分散すべきです。
ポートフォリオの変更は少しづつで良いので、ぜひ。

因みに、日本の長期債務残高は約607兆円。(※2)
アメリカの手前、無理でしょうが、外貨準備高を一気にこの返済にまわせば、債務は一気に500兆円に減ります。
18%OFFです!

もちろん、それでも借金(債務)は残りますが。(××;)

※1:外貨準備等の状況
http://www.mof.go.jp/1c006.htm
※2:日本の長期債務残高
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/siryou/sy1909i.pdf
8件のコメントがあります
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    みやまな鉄砲長さん
    2007/9/15 11:22
    なかなか面白い考察ですね(^_^)/

    >ドルを半分近くまで押さえて、残りをユーロ、ポンド、加ドルなどの信用の高い通貨に分散すべきです。

    サブプライムの為替介入(8月)のときに
    カナダドル買ってた気がします。

    確か日銀って10月から
    保有株を売却していくんじゃなかったでしたっけ?
    含み益が大きくなってて。。。

    断片的な情報で申し訳ないっす。

    円高っていうのは円の価値は相対的にあがっていますので、
    意外と見栄えは少ないようですが大量に保有してるので、
    長期的に見ると怖い気もしますね。
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    NGTNさん
    2007/9/15 11:33
    10年前のことですが、ちょろっと米国債の売却の可能性を言っただけでこうなったので、売るのはまず無理でしょうね。実際に売ったら、ドル暴落、株価暴落、国債暴落(長期金利暴騰)となり世界恐慌になると思います。政治的にもアメリカべったりなので売るのは無理で、買い続けるしかないでしょう。
    http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=33

    日本が米国債を買って、ドルが下落して米国の債務は実質目減りしていくこの仕組みは、もっと円安ドル高の時から何十年もやられてきたことですし、今の中国などの貿易黒字国相手でもやり続けられていることです。中国はそれを嫌って最近は国営の投資企業を作ったりして他に分散しようとし始めています。ブラックストーンへの投資が代表例ですね。(ちなみにブラックストーンは上場後は株価が低迷してるので、この投資ははっきりいって失敗です)
    http://jp.ibtimes.com/article/biznews/070521/7668.html
    他の新興国もドルの保有割合を減らしています。
    http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-27863420070913

    個人的には、日本はアメリカを支え続けるしかなく、一蓮托生で沈んでいかざるを得ないと考えています。
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    さ のさん
    2007/9/15 11:35
    あさっての投資家さん

    残念な話ですが、日本があさっての投資家さんの望むような方策をとるなんてことはほとんど想像できません。
    過去何十年もできなかったことが突然できるようになるとは思えないんですよねぇ。

    アメリカを買っているには深い理由があるわけで・・・・・・
    もちろん日本国民にとって喜ばしい理由ではないでしょう。
    いや、その人の見方によっては喜ばしいのかもしれませんが。

    ともかく日本が少しずつ変わっていくといいですね!
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    さ のさん
    2007/9/15 11:46
    あ、NGTNさんが真相の一端を書かれていたんですね。

    アメリカの方策転換がない限り、日本はアメリカを買い続けます。
    そこに日本の意志は(ほとんど)ありません。
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    Osirisさん
    2007/9/15 12:44
    だからアメリカ依存型の政治、経済は不安要素いっぱいなのです……。ハアァー
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    思惑さん
    2007/9/15 12:50
    国際経済秩序の問題です。
    ドルのソフトランディングをどのように実現するか?
    新しい国際経済秩序を描ける政党が日本にも出現することを願うばかりです!
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    ドル安・円高は6月22日の124.14円から始まっており、
    ドルは、8月17日にかけ111円台まで急落した後、
    8月23日に一時117円以上に反発。この8月23日は、
    ドル安が始まってから44営業日目。

    これまでの基調転換後のパターンからすると、
    基調転換が始まってから50営業日を大きく過ぎて、
    ドルが本格的な戻り高を展開したことはなかった。

    とすると、ドルはすでに8月下旬までに戻り高の
    ピークを確認している可能性も。

    円高への基調転換パターンからすると、
    基調転換が始まって半年以内に、
    ドルは15-25%の下落となっていた。

    今回の場合6月124円がドル天井だったなら、
    そして基調転換が始まっているなら、
    それから半年以内、つまり年末までに
    最低でも15%のドル下落、つまり
    105円程度のドル安・円高が起こる計算になるが、
    果たして?
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    みやまなさん、NGTNさん、さのさん、JP shizuokaさん、オニールさん、10%の独断決定者さん、コメントありがとうございます。

    まず皆さんへ
    もちろん、私も急に方向転換できると思っていません…。
    (言葉が足りなくてすいません…)
    今後、市場介入をするときは米ドル以外の通貨で間接的に行うと言うのも手だと思っています。
    また、中国のようにドルの比重をほんの少しづつ減らすと言うのも手だと考えます。(…これをやる度胸のある人は日本には一人もいなそうなのが残念ですが)

    みやまなさんへ
    > カナダドル買ってた気がします。
    なるのほど、カナダドル買っていたんですね。
    これを機にドル一極集中介入から抜け出して欲しいものですね。

    NGTNさんへ
    やはり中国のしたたかさは見習うべきですね。
    現時点で持っているものを急に手放すのは無理でも…
    なんて願望と言うか妄想を描いてしまいました。

    さのさんへ
    本当に少しづつ変わっていくと良いですね。
    政治家の皆様も、国会であんなにのらりくらりかわしているんだから、外交でも…。
    無理でしょうね。(^^;)

    JP shizuokaさんへ
    アメリカ依存型の危険性…
    わかっちゃいるけどやめられない…
    難しい問題ですね。

    オニールさんへ
    > 新しい国際経済秩序を描ける政党
    いいですね。そんな政党に一票投じたいです!
    求む、ビジョン・戦略・方法を実行できる政党!!


    10%の独断決定者さん
    > 105円程度のドル安・円高が起こる計算になるが、
    う~ん、今の日本経済では厳しいシナリオですね。
    以前より各企業で為替抵抗力がついていると言われますが…
    ほとんどの企業の想定レートって、115円だった気が…。
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