14日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら4営業日ぶりに反発した。大引けは前日比24円54銭(0.29%)高の8438円45銭。急速な円高進行の一服を受け、このところ下げが目立ったトヨタやソニーなど輸出関連の主力株中心に買い戻された。日経平均は前日までの3日間で825円(8.9%)下落していたため、自律反発狙いの買いが入りやすかった。ただ、景気や企業業績のさらなる悪化への警戒感から戻り待ちの売りも少なくなく、日経平均は、心理的な節目の8500円前後で上値が抑えられ、大引けにかけては機関投資家からとみられる売りで伸び悩んだ。東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反発。