13日の米国株式相場は横ばい圏で終えた。ダウ工業株30種平均は小幅に5営業日続落し、前日比25ドル41セント安の8448ドル56セントで終えた。一方、ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに小反発し、終値は7.67ポイント高の1546.46だった。非鉄大手アルコアが前日夕発表した昨年10-12月期決算が低調な内容で、企業業績に対する懸念が広がり相場の重しとなった。一方、石油株が堅調で下値を支えた。 10-12 月期に6年ぶりの赤字となったアルコアが大幅に下げたほか、アナリストが業績に慎重な見方を示したゼネラル・エレクトリック(GE)が軟調に推移したことも、ダウ平均の足かせとなった。米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が朝方講演し、世界景気の回復時期は非常に不透明だと述べた。景気に対する議長の見方が慎重だと受け止められ、相場のマイナス要因になったとの見方があった。