藤原氏のセミナー☆相場見通しについて☆

月とスッポンさん
月とスッポンさん
あたしの考えにとても近かったので、簡単にまとめてみます
☆PERは相場のボトム圏では高いのが当たり前。
2002年 PER923倍
2003年 日経7600円時にはPER109倍
TOPIXのPER17倍は歴史的にはボトム圏であり、10.8倍まで売られたことの方が異常であった。

☆10月の暴落は短期的な需給要因
日本だけが10月28日まで空売り規制がゆるかったので、他国の代わりに売られた。
11月米系HFの換金売り
12月欧州系HFの換金売り
1月 これらがなくなったから上がった

藤原さんは4月から売っていて、10月からは買いに転向しているそうです。早くから空売りしていた人は、今は買い方に転向しています。(アメリカの有名な空売りファンドも買い始めたという話を先月ブルームバーグで読みました。)今売っているのは日本人の個人です。

☆相場の主役はHF,外資から日米の年金資金へ
レバレッジがなくなったHFはもはや相場の主役ではなくなっているので過度に動向を気にする必要はない。
それよりも日米の年金資金の扱う資金量の方がはるかに大きい。
年金が売ってくるか?
→年金は20年単位で投資しているのでそう簡単に売ってはこない

☆株価の決定要因
①需給②金利③業績
株価の決定要因としては1番が需給であり、業績は3番目である。
①の需給について、仮儒(将来の売り需要としての裁定買い、信用買いなど)は9月の3.5兆円→12月7514億まで急減している

☆為替は87.13がボトム
87円まで円を買いすすんでいたのは、日本の機関投資家、個人だそうです。
アメリカの財政赤字でドル暴落もあり得ないと言っています。
米国の財政赤字は日本の半分以下。日本の財政赤字はGDPの160倍あるが、アメリカはGDPの半分にもいかない。

以下、資料を貼り付けておきます。

http://www.jikiden.info/dl/090106_join.pdf


☆今日の気になった言葉☆
ウォール街で最も強気なUBSのデービッド・ビアンコ氏は、政府の景気刺激策と原油価格の下落が「悲観論のバブル」をはじけさせる可能性があるという(ブルームバーグより)
→「悲観論のバブル」まさにその通りだと思います。「売り方のバブル」とも言えます。

キー・プライベート・バンクの主席投資ストラテジスト、ブルース・マケイン氏は、「悲惨な状況になりそうだ」と述べ、年内に企業利益は回復しそうにないと指摘。「市場の回復後に景気が回復し、最後にようやく企業利益が回復する」との見方を示した。(ブルームバーグ寄り)
→「市場の回復後に~」つまり、株価が回復すればつられて景気も回復する、そして企業業績も回復するってことですね。
今回の下落も、実体経済悪化の前にまず株価の暴落がはじまり、それによって景気が悪化したので、今度はとりあえず株価が回復すれば遅れて景気も回復する流れになりそうです。

4件のコメントがあります
1~4件 / 全4件
yocさん、こんばんわ☆

11月あたりから、「上がれば売り」という声が多くなりましたので、売り安心感=売り方バブル、バブルなら水準訂正があるのでは、、、と思っていたら、案の定です^^;
継続して上昇トレンドとは思いませんが、バブルの分は戻すのでは、、、と思います☆
ひでたろうさん、こんばんわ☆

株価がなんとか上昇基調に入れば、つられて景気も回復し始める、、、だから各国が株価維持対策に必死なのがわかる気がします^^;
yoc1234さん
こんばんは。

「売り方のバブル」そういえるでしょう。
不景気の株高もうなずけます。
ただ停戦になったら、撒き戻しが来ます。
其処を注意でしょう。
 こんばんは

>今回の下落も、実体経済悪化の前にまず株価の暴落がはじまり、それによって景気が悪化したので、今度はとりあえず株価が回復すれば遅れて景気も回復する流れになりそうです

 うちもそんな気がしています
株価は、景気の回復に先行して上げて来ますから、節分あたりを契機に上昇してくるのではないかと

 銀行救済が世界的に行われているので、株価の暴落は、あまり想定されていないですね。
 調整を繰り返しながらの上昇トレンドでしょうかね~!
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