5日の米国株式相場は4営業日ぶりに反落。ダウ工業株30種平均は前週末比81ドル80セント安の8952ドル89セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4.18ポイント安の1628.03で終えた。アナリストの業績予想・投資判断引き下げが伝わった携帯・通信関連や銀行株の一角が売られた。前週末までの上昇を受けた利益確定売りも相場を押し下げた。 携帯電話事業の成長減速予想などを理由にアナリストが投資判断を引き下げたと伝わったAT&Tとベライゾン・コミュニケーションズが下落。UBSが業績予想を引き下げたモトローラも売られた。同じくJPモルガン・チェースなども下落。ダウ平均は前日までの3日続伸で約550ドル(6.5%)上昇しており、短期的な過熱感からの利益確定売りも出やすかった。ダウ平均の下げ幅は一時 140ドルを超えた。