昨夜のNYは米経済指標が弱かったものの、景気回復への期待感が相場を支援し大幅続伸。
$258高の$9,034
CMEのNK先物は9,365円(年末比+535円)
・・・大発会が楽しみだな。
毎度の事ながら、極めて悪い指標を無視して「景気回復期待?」から$9,000台を回復した。
私は$9,000台の回復は10年以上ないと思っていたから驚きだ。
昨夜の上げにまた日本の年金資金が入ったとのうわさがある。おそらく米国に「買わされている」のだろう。
年末に日米の株を9,000台に乗せることが達成しなかったためか、最初からか新年の初日に9,000台に乗せるが目標だったのかもしれない。
日本の年金の買いが事実なら大変困ったこと。我々の年金はますます期待できないものになってしまう。
ここで冷静に見ないといけないのは下記の指標だ。
米製造業の指数が何と28年前の水準に戻ってしまったことだ。また新規の受注が前月より5.2ポイント低い22.7と13カ月連続で低下したこと。「雇用」も29.9と4.3ポイント下がったこと。
株価は人為的に造られていること、経済指標はきわめて悪化していることを頭に叩き込んで相場と対峙したい。
『米製造業、景況感一段と悪化 12月指数が28年ぶり低水準』
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090103AT2M0201F02012009.html
米サプライマネジメント協会(ISM)が2日発表した2008年12月の製造業景況感指数は、前月より3.8ポイント下がり32.4となった。28年ぶりの低水準で、好不況の分かれ目となる50を5カ月連続で割り込んだ。
市場予測の平均(35.5)も下回った。項目別では「新規受注」が前月より5.2ポイント低い22.7と13カ月連続で低下した。「雇用」も29.9と4.3ポイント下がった。
受注の減少により生産規模の縮小や雇用の圧縮を急ぐ企業が増えており、幅広い業種で景況感が一段と悪化していることが鮮明になった。(00:52)
『ビッグ3に資本注入も 米財務省、金融法を拡大解釈』
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090103AT2M0100B02012009.html
『不良資産の損失リスク、米政府が肩代わり 米財務省、大手行向け』
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090103AT3K0300803012009.html
下の2つは米国が救済の歯止めをなくしてしまったことが読み取れる。今朝の日経には「金融法を拡大解釈」と報道されているが、このままでは米国の破綻が見えており、何か裏があるとみておいた方が良さそうだ。