優利加さんのブログ
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今年3度目のアイランド・リバーサルの出現!
昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -234.44 @43,914.12, NASDAQ -132.06 @19,902.84, S&P500 -32.94 @6,051.25)。ドル円為替レートは152円台後半の前日比円安ドル高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が530に対して、下落銘柄数は1,053となった。騰落レシオは99.40%。東証プライムの売買代金は4兆4220億円。
TOPIX -26 @2,747
日経平均 -379円 @39,470円
米国では、米11月生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回った(前月比+0.4%>予想+0.2%、前年比+3.0%>予想+2.6%)。これを受けて、米10年債利回りは4.334%に上昇した。主要3株価指数は揃って下落した。それでも、追加利下げがあるとの観測は根強い。
本日12月13日の東京市場では、米国株安の流れを受けて、売りが優勢となり日経平均は反落した。特に、東京エレクトロンなどの半導体関連株の一角や三菱重工など足元で目立って上げていた銘柄が売られた。日米中央銀行の金融政策決定会合を来週に控えており、ここで一旦利食い売りしようという動きが強くなったと見る。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日はギャップアップして始まった後少し上げたものの反落して上ひげを引いた寄引同事線(トウバ)となり、その翌日の今日は、ギャップダウンして始まり、下ひげを引いた陰線で終えた。その結果、昨日の日足は「離れ小島」のようになり、「アイランド・リバーサル」という売り線となった。アイランド・リバーサルは今年7月11、12日と10月15,26日でも発生し、その後相場は調整した。
今回はどうなるだろうか。来週の日銀の金融政策決定会合と米FRBの連邦公開市場委員会(FOMC)という中銀イベントを通過すれば、株式相場はまた上に向かうことも十分考えられるが、どうちらへ振れても困らないよう建玉操作すれば良いだけのことである。初めて通る真夜中の峠道を車で走ることと同じで、右カーブに入ったと思ったら、右へハンドルを切り、左カーブに入ったと思ったら左へハンドルを切る。現在までに明らかになったすべての情報を誰がどんな方法でどんなに緻密に分析しても、決して遠い先は明確には見えないが、只これだけのことやれば、時には多少レーンをはみ出すことはあっても、大きな事故には至らず、先へ先へ着実に進める。この運転技術は株価の原理原則・相場の背景の変化の理解を伴うとさらに精度が高まり、生涯現役の株式トレーダーの「相場技術」となる。
33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、機械(1位)、医薬品(2位)、その他金融(3位)、精密機器(4位)、電気機器(5位)となる。
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