薄っぺらい、世の中になったもんだ。斎藤新知事の18日(月)の会見をネットで見ると、自分は支持された。文書問題は適切に処理した。県の職員や議員は、知事に協力して、県政をやってゆくのが筋だとういう。これは、前のネットで書きましたが、この人には、自分だけが正しいのであり、他の人は自分の県政に、協力すべきだと言っているのに等しい。他の人の意見を聞こうとしない態度である。一連の問題の大元はここなのである。これでは県政が、うまくいくはずがない。
今回の兵庫県知事選挙から感じたことです。かつて、ドイツのヒトラーが、政権を取る前、そして政権を取った後に、嘘やデマを新聞やラジオを通して、毎日の様に、度々、流した。そして、ヒトラーの独裁政権はここに、誕生した。
人々は、毎日入ってくる嘘の情報に浮かれた。そしてヒトラー万歳と、声高に合唱した。これが後になり、ヒトラーの言ってきたことは、全て嘘だったと分かった。これは、ヒトラーの世論操作である。
そして、今ネット社会である。このヒトラーと同じことが、ネットで行われているのではないか。それを、強く感じたのは、兵庫知事選挙のヤフーのニュースからです。
兵庫県知事選挙の報道では、明らかに、選挙の候補者が否定しているのに、ヤフーのニュースでは、これがあたかも真実であると報道された。そして何度も流れた。注意していたので分るが、同じニュースである。これが、数回流れていた。
そして、特定の候補者を宣伝するかのようなニュースが、度々、流れている。これは斎藤氏である。これは問題である。大衆の意識をその方向に誘導する方法である。
大衆を騙すのには、嘘でも百回言えば、そして大量に言えば、大衆は信じてしまう。ネットでは、このような事が行われているのではないか。これは、恐ろしいことである。大衆の判断や、意識をネットが、支配しているのである。
ネットが人を支配する。それも、ネットの少数の運営者が、大衆を支配しているのである。民主主義の原理から見ても問題である。偏った方向に世論を操作していると思う。
大衆とは、それが真実か嘘かは疑わず、周りの人が言っていることに、同調する一般人をいう。これが、今回の、兵庫県知事選挙では、大きく浮き出たのである。
この点、テレビの報道や、新聞の報道はこれが少ないと思う。時に新聞は、真実を伝えることに徹して、事実だけを、記事にしている。だから信頼できるのである。わたしは、日経新聞を見ているが、社説を除いて、記事はありのままに、書いているだけである。兵庫県知事選でも、同じである。
最近は、新聞を読まないで、ネットだけのニュースを見ている人が増えている。この様な社会の時には、ある少数の人が、ネットを通して大衆の考えを左右する社会になっていると思うと、恐ろしくなる。これを「ネット情報のヒトラー化」とでも言おうか。
こうなると、人々は、大衆は、ネットに支配されるのである。そして、どのような、方向に向かうか分からなくなる。大衆が、行動することを左右する、あるいは、考えることを洗脳するネット社会は、恐ろしいと思う。
ここでテレビとインターネット新聞を読んでいる割合を調べました。
(ネットからです)
10~30代の新聞閲読率は1割足らず…主要メディアの利用状況(2023年公開版)
不破雷蔵グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP
2023/10/31(火) 11:00
テレビ 全体 73.7パーセント
インターネット 90.4パーセント
新聞 19.2パーセント
新聞 全体 19.2パーセント
10代 2.1パーセント
20代 2.8パーセント
30代 4.1パーセント
40代 16.5パーセント
50代 29.6パーセント
60代 46.1パーセント
これから、分るのは、今では新聞をほとんどの人が見ていないのです。
特に、30代以下はもうゼロに近いです。このことからも、今回の兵庫県知事選挙は、ネットの情報の影響を大きく受けていると言えます。

