堅実さんのブログ
投資の知恵(6.10.30)9時46分
日経新聞の指標で見ると、長期では、アメリカ株、日本株とも、割高になっております。長期でみると、やや過熱感があります。この先1年間ですが、アメリカは2割下げ、日本は1割さげても、説明ができます。
ただ、株価は、勢いがつきますと、どうにも止まらないと言うことが、過去の経験則からあります。
1 日経平均の,過去、10年の平均PERは14か15。高い時は18。低い時は12。
7月11日に、日経平均は、史上最高値(4万2224円)を、付けた。これが、ここ数年の大天井となる。これを、抜くのは、難しいと、思う。
2 ここで、アナリストの目標株価です。現実の日経平均の値と、6500円高くなっている。(10月1日(火)日経新聞より)このことから、アナリストの目標株価より、個人で設定する目標株価は、2割低く考えたのがよい。
3 アメリカの景気が、軟着陸するかどうかという事がある。これも、最新の雇用統計から、急激な景気後退の懸念は無くなった。アメリカの景気は、軟着陸するらしい。楽観ムードが多い。
アメリカは、9月に。0.5パーセントの金利を下げた。これは、株価に既に、織り込み済みである。そしてアメリカの株は、少し加熱ぎみでは。
(SP500種の予想PERは21.6倍。過去10年ではPERは18倍。
日経新聞10月29日(火)より。
バヘット指数。
これは、株の時価総額が、国内総生産の何倍になっているかという数字。
この数字が1より高いと割高だとされている。
グラフより。
バヘット指数は、アメリカは、約2倍。
この時のSP500種の予想PERは21倍。過去10年ではPERは18倍。
グラフを見ると、2000年から2024年までであるが、次第に上がっているが、これを、分析すると、2割くらい下がっても、おかしくない。
バヘット指数は、日本は1.6倍。これもグラフを分析すると、1割くらい下がっても、おかしくない。
やはり、株価は、加熱気味である。
割高、割安を考えるときに、PERも考えるとよい。
アメリカでは、増益率が、鈍化している。(10月11日(金)の日経新聞)
こんなことから、アメリカでは、株価が加熱し過ぎている。今後1年間では、アメリカでは2割株価が下がっても、おかしくない。同様に、日本では1割下がっても、おかしくない。
4 中国では、不動産を中心にして、景気が思わしくない。
5 日銀は、先の利上げの時の、急激な円高と株安を経験しているので、当面の間、金利を上げないと表明。(9月21日(土)の日経新聞)
6 トヨタなど輸出関連株は、円ドル為替が145円くらいで利益を計算している。
9月14日(土)日経新聞より
銘柄名 想定為替レート
キヤノン 1ドル=154
ニデック 1ドル=145
マツダ 1ドル=150
トヨタ 1ドル=145
ブリジストン 1ドル=146
クボタ 1ドル=150
7 円ドル為替は、日銀が、当面は金利を上げないと表明しているので、極端な円高にはなりにくい。
それと、構造的に円安になりやすくなっている。企業の直接の海外投資もあるが、投信によるドル買いである。
新ニーサもあるが、大体、個人は1か月に、1兆円のドルの買い越しが続いている。
8 世界景気は、後退局面を迎えるか否かですが極端な景気後退はなくなった。アメリカの雇用統計が高いので、暴落はまず無い。
-
タグ:
-
りす栗さん2024/11/1 08:27おはようございます。そうなんですか。やはり金余り状況は続いているのでしょうね。だからといってそれが破綻するとは限らない。ときどき調整を織り込みながらずっと続くのかも。
-
堅実さん2024/11/1 10:50りす栗 さんへ「やはり金余り状況は続いているのでしょうね。だからといってそれが破綻するとは限らない。ときどき調整を織り込みながらずっと続くのかも。」金余り状況は続いていると、思います。しかし、1年くらいの短期でも、10年とかの長期でも、相場には、勢いというのが、あります。動きだしたら、止まらないというのが、これです。今年の天井は、これだったと、思います。わたしの、投資はデーターを基本とした投資です。このバヘット指数は、気にしなくても、よいのでは。それよりも、PERです。これから、見ても、割高です。日経平均は、36000円くらいまで、下がっても、説明できます。今年の8月の32000円は、下げ過ぎです。そんなところですか。