FOMCの結果公表待ち

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -15.90 @41,606.18, NASDAQ +35.93 @17,628.06, S&P500 +1.49 @5,634.58)。ドル円為替レートは141円台半ばの前日比円安ドル高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,190に対して、下落銘柄数は413となった。騰落レシオは111.48%。東証プライムの売買代金は3兆4707億円。

TOPIX +10 @2,565
日経平均 +177円 @36,380円

米国では、翌日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、高安まちまちとなった。利下げはほぼ確実視されているが、下げ幅が通常の0.25%なのか大幅利下げの0.50%なのかにマーケットの注目が集まっている。もし0.50%なら景気を下支えする効果と企業の資金調達コストの低下をもたらす効果が期待される一方、米景気はそこまで悪いのかという景気後退懸念を高める可能性もある。株価に対する影響はどうだろうか。利下げ幅が0.50%なら円高・ドル安進行を通して日本株売り、0.25%なら日米ともに株は失望売りとなるか。

本日9月18日の東京市場では、米経済指標が市場予想を上回ったことで米景気後退懸念が和らぎ、米長期金利が上昇したことを反映して1ドル=142円台まで円安ドル高方向に動いた。これを好感して昨日売られた自動車株など輸出関連銘柄を中心に買い戻された。日経平均は一時470円高まで上げたが、円相場が1ドル=141円台前半になると日経平均も売りが優勢となり上げ幅を縮小した。日本時間の今夜、午前3時にFOMCの結果が公表される。続いて、9月20日には日銀の金融政策決定会合の結果が公表される。マーケットはこういう大きなイベントの通過を待っている。

日経平均の日足チャートを見ると、今日も陰線で終え、株価は下向きの10日移動平均線の下に沈んだままである。しかし、9月11日から見ると安値は徐々に切り上がっている。さらに、25日移動平均線の傾きが上向きに転じているため下げ渋り感が強い。

33業種中23業種が上げた。上昇率トップ5は、輸送用機器(1位)、石油・石炭(2位)、鉱業(3位)、ゴム製品(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。

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