米大幅利下げ観測により円高ドル安が進み・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +228.30 @41,622.08, NASDAQ -91.85 @17,592.13, S&P500 +7.07 @5,633.09)。ドル円為替レートは130円台後半から140円台後半の先週金曜日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が960に対して、下落銘柄数は631となった。騰落レシオは113.06%。東証プライムの売買代金は4兆2028億円。

TOPIX -15 @2,556
日経平均 -379円 @36,203円

米国では、9月18日に連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えているが、2022年3月に始まった利上げ過程で初めて利下げが実施されることが確実視されている。金融株やエネルギー株など幅広い銘柄が買われてダウ工業株30種平均は8月30日以来、半月ぶりにザラバと終値で史上最高値を更新した。他方、ハイテク株が多いナスダックは反落した。WSJ(Wall Street Journal)が先週、今回の利下げ幅は0.50%(通常は0.25%刻み)になるとの観測を示した。会合後のパルエル議長の記者会見も年内の利下げ幅を予測するために注目される。

本日9月17日の東京市場では、日米金利差の縮小を見越して円高ドル安が進み、一時は1ドル=139円台へ突っ込んだ。その結果、トヨタ自動車をはじめとする輸出関連銘柄を中心に売られ、米金利の低下により利ザヤが縮小するとの懸念から銀行と保険も売られた。ナスダックの反落を受けて、東京エレクトロンなど半導体関連銘柄も下げ、日経平均の下げ幅は一時750円を超えた。

日経平均の日足チャートを見ると、陰線で終えて9月4日に10日移動平均線を下抜けて以来本日までその上に再浮上していない。下向きの10日移動平均線の下で株価が推移している限り、上振れよりも下振れし易い。

33業種中18業種が下げた。下落率トップ5は、保険(1位)、銀行(2位)、証券(3位)、電気機(4位)、輸送用機器(5位)となった。

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