小さい頃、小学1年生の頃か、蟻をガラスの広口瓶に入れて観察したことがある。何か食べた後の瓶である。瓶の下には、8センチくらい、土を入れた。
そして、蟻を捕まえて、瓶の中に数匹入れた。蟻は瓶の土の中でも、土を掘って、穴を開けているのが観察できた。
次に、50メートルくらい離れた、種類は同じだと思うが、蟻を3匹くらい入れて見た。
すると、蟻どうしで、喧嘩をしている。そのうちに、片方の蟻は、死んでしまった。片方が、死んでしまうまで、闘うのである。これは発見であった。同じ種類でも、住んでいる穴が違うと、お互いに、敵として喧嘩をするのだ。
また、蟻の引っ越しを見た。行列を作って、数百匹の蟻が川とか帯の様になって行進する。その中には、蟻の白い卵を、口にくわえて行進するのもいる。
蟻と、ミツバチは、似ていると聞いているので、今考えると、古い蟻の巣に、新しい、蟻の女王が生まれたのだろう。それから、新しい蟻の女王は、群れを作って別の場所を探す。この行進だったのだろう。
また一匹の蟻でも、土に穴を掘る。これは女王蟻だったのか。そして、その穴から、蟻のコロニー(生活集団)が、出来る。
また、足長蜂では、軒下に巣を作るのは、最初は1匹の蜂である。1匹の蜂が卵を産み、それが蜂になる。こうして、足長蜂の巣は、だんだんと、大きくなる。この辺までは、観察して、見ているのだけれど、蟻とか、蜂を研究している人でないと、わからないことである。
こんな、小さな世界でも、まだまだ、わからないことが多い。自然界ではまだまだ、わからない事ばかりである。