まだ、暑いですが、それでも、8月よりは和らぎましたね。一安心。
どうも、理解できないのが、米問題である。きっかけは、分らぬが、何で、こんなに騒ぐんかねー。まず、頭に浮かぶのが、大衆の意識である。大衆は問題ないのに、大騒ぎする。騒ぐこともないのに。
考えてみてください。飽食の時代で、カロリー摂りすぎで、太りすぎで、痩せることに苦労している国民。それに、これからは人口減少で、米の需要は小さくなるばかり。米の消費量も、年々、減少しているのに。
米が無ければ、パンがある。うどんがある。10月まで、もたせればよいのだ。10月になれば、新米がでてくる。その新米はもう、9月から、出始めました。
これで、問題なのは、農林水産省の政策だ。米農家の保護政策が中心で、米価が、下がらないような、政策をとっている。だから、大衆が騒いでも、備蓄米は、放出しない。
数年前から、米の減反政策は廃止した。そして、その分、余った米を、家畜用に米を割り振った。要するに、市場には、消費量に合わせて、米を供給する体制を作ったわけだ。米の価格が高く維持できるようにしたのだ。
この先、年単位で見れば、米の需要は減少してゆく。人口減からである。そうすると、農林水産省の、いままでの、米の政策は、もう時代に合わなくなってくる。家畜用に米を供給しても、家畜を飼育している農家数は、現状維持か減少傾向になる。これで、家畜用の米も増えないので、限界である。もう限界農政といえる。
この仕掛け人は誰か。農家に近い者。農協(これは農家の団体ではありません。三菱商事とかの商社であり、農家を相手にしている会社です。ここが、知らない人は間違った価値観を、持っているのでは。農家の集合体ではないのです。)ではないか。
そして、うまくいったと、喜んでいるのでは。しかし、いずれ、米の価格は、大幅に下がることは、確実。ここで、あわてて、買うことはない。いずれ安くなるのだから。これは、株価と同じである。