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石場茂は無理
自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)には、いち早く出馬会見を行った小林鷹之前経済安全保障担当相をはじめ、小泉進次郎元環境相、河野太郎デジタル相ら10人超が立候補するとみられている。
そんな混戦のなか、世論調査「次の首相にふさわしい人」で毎回、1~2位になるのが石破茂元幹事長(67)だ。過去4度、総裁選に出馬し敗れている石破氏は23日、国会内で「最後の戦いになる。38年間の政治生活の総決算だ」と5度目の正直に意欲を見せた。
24日には地元・鳥取で立候補を正式表明する石破氏だが、気になるのは自民党内での不人気ぶり。ネット上では〝なぜ石破茂は人気がないのか論争〟が起きている。
元東京都知事の舛添要一氏は自身のユーチューブで「石破さんはいい人だし、私の友人」と断ったうえで、不人気の理由として「他人の状況が読めない」と指摘。「ある人が選挙区で困っている。困った時に助けてくれる人が親分。困った時に何もしないもんだから『石破についていってもダメだ』と言って逃げて行っちゃう」と明かした。
辛らつだったのが経済学者の高橋洋一氏だ。自身のユーチューブで「安倍(晋三)さんが『石破だけはダメだぞ』と年中言っていた」と暴露。さらに「石破さんと一緒に仕事をすると『二度と一緒に仕事をしたくない』という人はかなり多い。超細かすぎて、なかなか仕事が前に進まない」と止まらなかった。
実業家のひろゆき氏は自身のX(旧ツイッター)で「『企業からの献金を無くせばいい』とまともな事を言うせいで、献金を欲しがる自民党議員から蛇蝎のごとく嫌われる」と私見を示した。そのため党員・党友から支持されたとしても、結局は国会議員票の比重が大きい決選投票で負けてしまうというわけだ。
永田町関係者も「政策能力が高いという評価もあるのですが、やはりうまく立ち回れないのが難点。今回も議員票が集まらないとみられています」。永遠の次期総理候補となってしまうのか。