(前回からの続きです。)
「茄子」などは、10本も植えておけば、食べきれない量が取れました。茄子は、ぬか漬けにしてよく、食べました。少し酸っぱくなったのが、美味しかった。この酸っぱさは、植物性乳酸菌が、生成したものである。
乳酸菌には、動物性乳酸菌と、植物性乳酸菌があります。動物性乳酸菌はヨーグルトなどです。あの酸っぱい味は乳酸菌の、生成物です。そして動物性乳酸菌よりも、植物性乳酸菌の方が、強いのです。あの畑の中で、生きていて、野菜の表面についているのです。
畑の中は、過酷な条件です。他の細菌と、生存競争をしているからです。だから、大根や人参は、あまり洗わないのが良いです。乳酸菌は食べても、胃の硫酸で、ほとんど死滅してしまいます。ここで、ヨーグルトよりも、漬物の方が、腸に届く確率が高いのではと思う。明治乳業は、こんな事は、言いません。ヨーグルトが、売れなくなってしまうからです。
どうやら、この乳酸菌は、癌の予防になるらしい。わたしが、未だ癌にならないのは、この植物性乳酸菌を、食べてることが原因らしい。最近になって、この乳酸菌を、癌の予防に効果があるかと、研究が始まった。いいいことである。(日経新聞、8月9日より。小さな記事です。後ろのほうです。)
そんな事で、野菜には、困りませんでした。茄子など食べきれず、台所で、しなびてしまいました。それを、牛に食べさせました。
鶏も、10羽くらい飼っていて、卵には、困りませんでした。よく、卵焼きをしました。そして、野生の「いたち」もいました。時々、鶏小屋に侵入し、鶏を襲うのです。鶏のけたたましい、鳴き声で、分かります。
小学生の5年生の頃から、除草剤(枯れ葉剤)が、普及して、3年ぐらいで、蛍やカエル、蛇がいなくなりました。農作業は楽になりましたが、環境破壊が、この頃から起こったのでした。
これ以外にも、工場から出す、廃液、家庭の洗剤の廃液などが、やがて、公害問題へと、発展しました。大人になってから、水俣のチッソの、「痛い痛い病」が、有機水銀の川への投棄の汚染であることが、わかりました。
そして、公害問題へとなって行きます。わたしが、慶応の通信教育で、夏の期間、スクーリングで、東横線で、渋谷から日吉まで通学する時に、多摩川の段差で、泡が一面に出来、シャボン玉になっておりました。この頃は、かなり、汚れていたのですね。